エンドロールが終わったら
 


映画のような毎日にひどく憧れてるんだ
毎分ごとに何かが起こる安っぽいB級映画のような
映画のような出逢いに僕は憧れてたんだ
同じ物を拾おうとして手と手が触れ合うあの感じとか

ある訳ないよな
ある訳ないからいつも想像しているだけだけどさ

エンドロールが終わったら
満員の観客がスタンディングオベーションで迎えてくれとは言わないから
たった一人の観客が
君という名の観客が
見ていてくれたらそれだけでいいんだよ

いつも 映画の中の世界ではタイミング良く人が死ぬんだ
病気であったり事故であったり泣かせようとして人が死ぬんだ
それを見て『可哀想だ。』なんて他人事なことを言うんだ
それでおしまい
すぐにおしまい
なんだか寂しいよ

エンドロールが終わったら
満員の観客がスタンディングオベーションで迎えてくれとは言わないから
たった一人の観客が
君という名の観客が
見ていてくれたらそれだけでいいんだよ

映画のような毎日に僕は憧れてるんだ






[←戻る]